長引くコロナ禍の睡眠障害

未だに終わる気配が見えない、新型コロナウィルスの感染拡大。長引く不安やストレス、生活スタイルの変化などから、心と体の不調を訴える方が増えています。
家にこもりがちになったことで体内時計が乱れたり、運動不足で寝つきが悪くなったと感じたりしている方も多いのではないでしょうか。

睡眠は、人間が生きていくうえで非常に重要なものです。
その最大の役割は、心と体のメンテナンスを行うこと。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、傷ついた細胞を修復したり、疲労を癒したり、免疫機能を高めたりします。
また近年の研究では、眠っている間に脳内の「グリンパティック系」という循環システムがはたらき、不要なものを排出しているということも明らかになってきました。睡眠中は、脳内の掃除時間でもあるのです。

それほど大切であるにもかかわらず、現代人は十分に睡眠をとれているとはいえません。コロナ禍でますます睡眠の質が低下することにより、深刻な問題につながる可能性があります。
慢性的な睡眠不足に陥ると、ホルモンバランスや自律神経に悪影響が及びます。すると血圧や血糖値、コレステロール値が上昇し、生活習慣病を引き起こすことも。
また日中に倦怠感が続き、意欲や集中力、食欲などが低下するという弊害もあります。

コロナ禍はなかなか収束しませんが、睡眠障害は治療することができます。
KICCでは2020年9月から睡眠の専門医と連携し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査を始めました。今後は睡眠外来として、そのほかの疾患も広くカバーしていく予定です。
眠りが浅い、やけに朝早く目が覚める、目覚めてもすっきりしないなど、眠りにお悩みのある方はぜひ一度ご相談ください。

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