適応検査は治療先の病院で前日に実施

PSMA治療は、PSMAを強く発現している前立腺がんに対して強い効果を発揮します。
あくまでも前立腺がんに特化した治療であり、ほかのがんには効果がありません。通常は、すでに転移を起こし、標準的な治療では進行を制御できなくなった去勢抵抗性前立腺がんに対して行われます。
ほとんどの前立腺がん細胞はPSMAを過剰に発現していますが、まれに発現していない場合もあります。そのため治療に先立って、PSMAが発現しているかどうかを特殊なPET検査(ガリウムPSMA PET/CT)によって確認しなければなりません。
この検査も日本では行うことができないため、渡航先の病院で治療の前日に実施。このときにPSMAの発現が確認できなければ、治療の効果は期待できないため、治療はキャンセルとなり、検査費用を差し引いた治療費を返金いたします。
検査でPSMAの発現が確認されれば、翌日に点滴による治療を行います。治療自体は1時間で終了しますが、2日間の入院による経過観察や予備日を含め、1回あたりの滞在は約6日間。6日間の滞在を1コースとして、2ヶ月おきに3~4コースの治療を行います。

日本人医師が同行する場合、検査結果の説明も行います。

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